MEMORIAL PROJECT 創立150周年記念事業・イベント

【開催報告】立教学院創立150周年記念 池袋キャンパスオープンデイを開催

立教学院大学

立教学院創立150周年を記念して、2024年12月21日(土)に池袋キャンパスオープンデイを開催しました。
同月14日(土)の新座キャンパスオープンデイに続き、在学生や卒業生、保護者の皆さまと創立150周年を一緒に祝うとともに、地域の方々へ立教の魅力を発信することを目的に開催。充実したプログラムとクリスマス気分を盛り上げる華やかなイベントに、キャンパスは大いににぎわいました。

 

能『聖パウロの回心』

会場のタッカーホールは、立教小学校の児童・保護者、立教大学の卒業生、立教学院関係者で満員になりました。福田裕昭立教学院理事長、和田成史立教大学校友会会長が登壇し、池袋キャンパスオープンデイ開催の背景やプログラムなどを伝えました。続いての能『聖パウロの回心』は中川英樹立教大学チャプレンによるお祈り、西原廉太立教学院院長・大学総長の上演あいさつで始まりました。

 

福田裕昭立教学院理事長
上演中の能『聖パウロの回心』
上演中の能『聖パウロの回心』

 

能『聖パウロの回心』は、新約聖書「使徒言行録」第章「パウロの回心」を忠実に能として劇化した作品。国文学者の林望さんが台本を手掛け、二十六世観世宗家・観世清和さんが能作・演出、野村萬斎さんが狂言演出を担当したキリシタン能です。

能『聖パウロの回心』を上演

 

「地域連携イニシアティブ」シンポジウム

号館の教室で行われた「地域連携イニシアティブ」シンポジウムでは、豊島区の自治体・企業・市民団体と立教大学との連携・協働の事例を振り返るとともに、今後本学に求められる役割と新たな連携の可能性を探りました。シンポジウムに先立ち、号館ロビーではポスターセッションが開催され、地域連携に取り組む学生と教員がこれまでの成果をポスター形式で紹介しました。

 

シンポジウムの様子
ポスターセッション

 

【地域連携活動実践報告】
立教大学社会連携教育課より、豊島区をフィールドとした地域連携の概要を説明。その後、つの学部および組織が「豊島区×立教大学」の具体的な取り組みを紹介しました。

●理学部共通教育推進室/SCOLA
小学生と保護者、中学生を対象に開催した科学イベント「おもしろサイエンスワールド」などの取り組みを紹介し、サイエンスコミュニケーションの重要性を強調しました。

●異文化コミュニケーション学部
同学部の留学生が、豊島区内の中学生を対象とした英語教育プログラム「English Camp」や、豊島区に居住・通勤・通学する外国人対象の「立教日本語教室」の活動について説明しました。

●法学部
学生がカ月間にわたって区職員として就業体験を行う「自治体長期インターンシップ」について、参加した学生がその意義や学びを報告しました。

●文学部
豊島区との共同事業「豊島こども大学」で、区内の小学生を対象に行った豊島区を知る活動や、防災をテーマにした無印良品とのコラボイベントについて紹介しました。

●立教サービスラーニングセンター
豊島区の多層的な特性を強調し、人々との交流を通して地域の魅力を発見することの大切さを訴えました。

 

休憩を挟んだ後、高際みゆき豊島区長と西原廉太立教大学総長による対談を実施。高際区長は地域連携活動実践報告の発表を受け、「学生ならではの感性とエネルギーに期待している。学生には豊島区のことをより深く理解し、区の広報を担うようなインフルエンサーになってほしい」と語りました。

 

西原廉太立教大学総長
高際みゆき豊島区長

 

立教学院展示館
立教学院創立150周年記念展

立教学院展示館では、資料を通じて立教の歴史や伝統、キリスト教に基づく教育理念を伝える「立教学院創立150周年記念展」シリーズを展開。第弾となる今回の展示テーマは、「立教の『未来』像―指導者たちの言葉から―」。立教の150年の歴史を四半世紀ごとに区切り、創立者チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教や歴代大学総長ら各時代の指導者たちが残した言葉を通して建学の精神を伝える内容です。また、会場のディスプレイでは、立教大学の卒業生で映画監督・脚本家の鶴岡慧子さん(現代心理学部映像身体学科2012年卒業)が手掛けた記念映画『道のただなか』も上映されました。

 

立教学院創立150周年記念展
記念映画『道のただなか』上映中の様子

 

クリスマスマーケット
キャンパス・イルミネーション

11号館付近から鈴懸すずかけみちにかけて、華やかなクリスマスマーケットが催されました。会場には多数のキッチンカーやテントが並び、クリスマスグルメやクリスマスグッズを販売。「カップデリカショップ」のワンハンドグルメをはじめ、韓国家庭料理、ハワイ料理、イタリア料理、さらには立教小学校のクリスマスメニュー給食まで、バラエティー豊かなフードが提供されました。立教大学校友会や立教のオリジナルグッズの販売、クリスマス実行委員会(立教大学キリスト教団体の有志)によるバザーも行われ、一帯は温かな活気にあふれました。

 

活気あふれるクリスマスマーケット
テント内の様子


日が沈みかける16時30分からはクリスマスマーケットの第部がスタートし、創立150周年を記念した特別なイルミネーションがともされた会場は一層幻想的な雰囲気に。美しい光に彩られたキャンパスを眺めながら、温かい食べ物やホットワインなどを楽しむ姿も見られ、来場者は思い思いのクリスマスのひとときを過ごしました。

 

本館付近
イルミネーションの下でクリスマスの雰囲気を楽しむ

 

学生クリスマス特別ステージ

11号館の教室では「学生クリスマス特別ステージ」が行われ、学生たちが日頃の活動の成果を披露しました。会場にはバルーンによる装飾が施され、クリスマスらしい空間を演出。来場者はクリスマスマーケットで購入したフードを楽しみながら、ステージを観覧しました。吹奏楽やジャズ、フラメンコ舞踊、合唱などの多彩なパフォーマンスが会場を盛り上げ、交響楽団の華やかな演奏で締めくくりました。
 

出演団体:新座吹奏楽サークルHarmony Of Rainbow(吹奏楽)/立教大学JAZZ研究会(JAZZ)/フラメンコサークル Feliz(フラメンコ舞踊)/スペインギタークラブ(スペインギター演奏)/ビッグバンドクラブ(JAZZ系)/マンドリンクラブ(マンドリン演奏)/グリークラブ(合唱)/交響楽団(オーケストラアンサンブル)

 

出演団体による演奏
アーチ状に結ばれたバルーン装飾

 

ナイトキャンパスツアー

16時30分から19時にかけて、学生によるナイトキャンパスツアーが開催されました。立教学院展示館前をスタートし、イルミネーションが点灯したヒマラヤ杉を見学した後、クリスマスマーケットの会場付近から鈴懸の径へと進み、池袋図書館の中を巡り、長嶋茂雄氏顕彰モニュメントのある150周年記念樹前までのコース。参加者は日中とはひと味違う幻想的なキャンパスの雰囲気を楽しみました。

本館付近の様子
長嶋茂雄氏顕彰モニュメントと150周年記念樹

 

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