MEMORIAL PROJECT 創立150周年記念事業・イベント

【開催報告】立教学院創立150周年記念 新座キャンパスオープンデイを開催

立教学院大学新座中高

立教学院創立150周年を記念して、学生や卒業生、保護者の皆さま、地域の方々を対象にしたオープンデイを12月14日(土)に新座キャンパスで開催しました。
プログラムの始まりとともに、新座キャンパスには幅広い年齢層の方が続々と来場して、普段と異なる雰囲気に包まれました。クリスマスシーズンの特別な1日をご紹介します。

 

150周年記念映画『道のただなか』上映会・鶴岡慧子監督講演会

 

オープンデイの幕開けを飾ったのは、「150周年記念映画『道のただなか』上映会・鶴岡慧子監督講演会」。『道のただなか』は、卒業生で、第74回芸術選奨文部科学大臣新人賞などの受賞歴がある映画監督・脚本家の鶴岡慧子さん(現代心理学部映像身体学科2012年卒業)が手掛けた作品です。立教大学を舞台に、卒業生や現役生をキャスティングした「オール立教」で送る全4話のロードムービーで、立教の創立者チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教のエピソードが織り交ぜられています。


山田馨太さん(文学部文学科4年次)が司会を務め、西原廉太立教学院院長・大学総長による開会のあいさつの後、『道のただなか』の第1話が上映されました。終映後、会場が拍手に包まれると、鶴岡さんと、作品に出演した貝嶋美紗希さん(現代心理学部映像身体学科2年次)が登壇。大学時代の思い出や映画監督を志した経緯、『道のただなか』撮影時のエピソード、新座キャンパスの魅力などについて語りました。その後、第2話から第4話が上映され、来場者は作品が描き出す世界観に引き込まれていました。

 

西原立教学院院長・大学総長の挨拶
左から貝嶋さん、鶴岡さん、山田さん
『道のただなか』の上映

 

 

スポーツウエルネス学部・新座中高講演会「スポーツとリーダーシップ」

 

別会場では、「スポーツウエルネス学部・新座中高講演会」が行われました。司会を務めたのはフリーアナウンサーの江口桃子さん(1999年法学部卒業)です。始めにスポーツウエルネス学部の中村聡宏准教授が、「スポーツとリーダーシップ」というテーマで、同学部の軸であるスポーツマンシップ・リーダーシップ教育について紹介しました。続いて、立教新座中学校・高等学校の香取隆介保健体育科教諭(陸上競技部顧問)と、立教新座高等学校の卒業生で元プロ野球選手の戸村健次さん(2010年社会学部卒業)を交え、それぞれの経験をもとにスポーツマンシップの在り方について意見を交わしました。

 

※戸村健次さん:立教大学体育会野球部コーチ。2009年のドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団、2019年現役引退。

 

会場の様子
香取教諭と戸村さん

 

 

絆の会による和太鼓演舞

 

体育館では、「田中孝記念立教大学コミュニティ福祉学部和太鼓プロジェクト~絆の会~」による演舞が行われました。プロジェクトは2016年度に発足し、全国各地で公演を行う和太鼓会「和光太鼓」の指導を受けながら、学園祭や全国の大学チームが集う大学太鼓フェスティバルへの参加、留学生向けの和太鼓体験イベントの開催など、新座キャンパスを拠点に精力的に活動しています。絆の会の力強い演奏から生まれる迫力満点の重低音と心地良いリズムが観客を魅了し、演舞終了後には大きな拍手が沸き起こりました。

 

「立教小学校新校舎建設事業」紹介、「『立教箱根駅伝2024』事業」紹介

 

新座新棟(仮称)の1階ロビーでは、ポスターや映像展示が行われました。創立150周年記念事業として実施される「立教小学校新校舎建設事業」の紹介コーナーでは、小学校の沿革や新校舎と旧校舎の模型が展示されたほか、児童たちが撮影した旧校舎での思い出の写真や新校舎のCG映像がディスプレイに映し出されました。また、「『立教箱根駅伝2024』事業」の紹介コーナーでは、3年連続で箱根駅伝本選出場を果たした陸上競技部男子駅伝チームの歩みがポスターで紹介されたほか、ユニフォームや全日本大学駅伝7位入賞のトロフィーなども展示され、多くの来場者の目を引いていました。
 

4学部合同講演会「新座キャンパスならではのリベラルアーツ教育を求めて」

 

新座キャンパスに拠点を置く観光学部、コミュニティ福祉学部、現代心理学部、スポーツウエルネス学部の4学部が合同で講演会を開催。在学生から学びや正課外活動について、教員からは立教大学のリベラルアーツ教育と新座キャンパスの魅力を紹介しました。

 

■学生によるプレゼンテーション

 

●観光学部観光学科3年次 佐野晴菜さん
武蔵野銀行との産学連携プロジェクトでまち歩きマップ『ぶらって朝霞」を制作。プロジェクトを通して地域活性化に取り組んだ経験やゼミでの活動を紹介し、実践的な学びの魅力を伝えました。
●コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科3年次 小川響平さん
同学部の理念「Vita Dignitati─いのちの尊厳のために」や、それに基づいて展開される学びを紹介。大災害が頻発する現代を、災害と災害の間の時代である「災間」と定義付け、「災間のコミュニティを生きる」をテーマとしたゼミ活動に参加した経験を語りました。

 

●現代心理学部映像身体学科3年次 祢津遼平さん
「アイデアからコンテンツへ─映身生のキャンパスライフ─」と題して、自身のこれまでの活動を紹介。自ら立ち上げた映像制作サークルで制作した長崎県対馬市の海洋プラスチックごみ問題に関するドキュメンタリー作品を上映するなど、映像身体学科らしいプレゼンテーションを行いました。
●コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科4年次 石坪万由子さん
体育会サッカー部女子チームに所属する石坪さんは、ゼミで「手話エクササイズ」を制作し、「Sport Policy for Japan 2023」で最優秀賞とスポーツ庁長官賞を受賞。充実した環境で取り組んだ部活動や、グローバル教養副専攻での海外経験についても発表しました。

 

 

講演会を締めくくったのは、現代心理学部長の大石幸二教授です。立教大学らしいリベラルアーツ教育の軸として「正課教育と正課外活動の融合」「世界を読み解き、変革する」「理性・感性・身体を重んじる学び」の3つを挙げ、それぞれの重要性を解説。また、「RIKKYO Learning Style」における「導入期」「形成期」「完成期」の3つの学修期について説明し、「形成期」から「完成期」にかけて専門性を磨く上で、新座キャンパスがいかに充実した環境であるかを具体的に紹介しました。

 

 

キャンパスツアー

 

在学生がガイドするキャンパスツアーでは、普段は立ち入りできない竣工前の新座新棟(仮称)も見学。多くの来場者が参加しました。
空が夕闇に染まり始める頃には、正門前にそびえる2本の大きなヒマラヤスギに、クリスマスシーズン恒例のイルミネーションが点灯し、クリスマスの雰囲気を一層華やかに彩りました。

 

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