MEMORIAL PROJECT 創立150周年記念事業・イベント

【開催報告】立教学院創立150周年記念式典を開催

立教学院

1874年にアメリカ聖公会の宣教師チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教によって創設され、現在では小学校・中学校・高等学校・大学・大学院を擁する教育機関へと発展した立教学院は、今年で創立150周年を迎えます。2024年5月11日(土)、それを記念したさまざまな行事が執り行われました。

 

晴天の下行われた記念植樹式

 

雲一つない晴天の日、池袋キャンパスにて最初に行われたイベントは、150周年を記念する植樹と、本学卒業生であり立教学院栄誉賞の受賞者である長嶋茂雄さん(読売ジャイアンツ終身名誉監督、1958年経済学部卒)の功績を讃える「長嶋茂雄氏顕彰モニュメント」の序幕式です。東京六大学野球で活躍する長嶋さんの姿に憧れて、本学への入学を決意したフリーアナウンサーの徳光和夫さん(1963年社会学部卒)が、長嶋さんからの「立教の後輩たちへ」のメッセージを代読。福田裕昭立教学院理事長、西原廉太立教学院院長・大学総長、村山修一立教大学野球部OB会長と共に、鈴懸の径すずかけのみちに新たなスズカケノキ(プラタナス)を植樹しました。続いて、体育会硬式野球部の部員らが顕彰モニュメントの除幕を行い、長嶋さんの略歴やメッセージが刻まれた銘板がお披露目されました。

 

鈴懸の径に植えられたスズカケノキ(プラタナス)
長嶋氏からのメッセージを代読する徳光和夫氏

 

立教学院諸聖徒礼拝堂(池袋チャペル)では、感謝礼拝が執り行われました。礼拝には、アメリカ聖公会ヴァージニア神学校のイアン・マーカム学長も列席し、同校の卒業生であるウィリアムズ主教の功績を讃えるとともに立教学院創立150周年を祝福しました。
パイプオルガンの音色と聖歌隊の歌声が響くなか、150周年の感謝の祈りが捧げられました。

 

立教学院諸聖徒礼拝堂で執り行われた感謝礼拝

 

タッカーホールでは記念式典が執り行われました。第1部の冒頭は礼拝形式で厳粛な雰囲気の中で進行し、司会はフジテレビジョンの川端健嗣さん(1984年経済学部卒)が務めました。福田理事長、西原院長・総長が登壇し、立教学院の歴史や未来への思いを語り、それに続いて、ヴァージニア神学校イアン・マーカム学長、元統一部長官・聖公会大学元総長の李在禎氏、聖公会大学の金勍汶総長らが祝辞を読み上げました。

 

立教学院賞(※)の授与式では、立教学院各校のキャンプ、ゼミ、クラブ合宿などを受け入れてきた清里の清泉寮を運営する公益財団法人キープ協会と、群馬県高崎市で立教小学校の児童全員が参加する米作り体験を約10年にわたり担ってきた友松幸さんに賞が贈られました。そして、立教学院諸聖徒礼拝堂聖歌隊による美しい合唱で第1部が締めくくられました。

 

※立教学院の児童・生徒・学生の人間的成長・発達に長年にわたり顕著な貢献をしていただいた外部の個人または団体の活動に対して贈られる賞

 

挨拶を述べる福田理事長
挨拶を述べる西原院長・総長

 

 

第2部は、「立教未来構想-RIKKYO VISION-」の発表で幕を開けました。冒頭に流されたムービーでは、「『Global Liberal Arts & Sciences』を究めるオンリーワンの大学」を目指す立教大学ヴィジョンに始まり、立教小学校、立教池袋中学校・高等学校、立教新座中学校・高等学校の各校のヴィジョン、そして一貫連携教育ヴィジョンが示されました。

 

第2部で発表された立教学院の中長期ヴィジョン

 

続いて、西原院長・総長がグローバル・リベラルアーツ・プログラム(Global Liberal Arts Program:GLAP)の発展と環境学部の新設構想(2026年4月予定)、「RIKKYO Learning Style 2.0」の展開などについて詳しく解説しました。また、同志社大学と立教大学の相互協力・連携に関する協定締結報告では、西原院長・総長と共に同志社大学の小原克博学長が登壇。1875年に新島襄によって創設されたキリスト教主義の大学であり、2025年に創立150周年を迎える同志社大学と立教学院に共通点を見いだし、パートナーとしてこれから果たすべき使命について語りました。さらに、映画監督の鶴岡慧子さん(2012年現代心理学部卒)が監督を務めた立教学院創立150周年記念映画『道のただなか』が上映されました。上映後には鶴岡監督も登壇し、作品にかけた思いを語りました。

 

連携協定への期待を語る小原学長
記念映画について語る鶴岡監督

 

 

ホテルメトロポリタンに会場を移し、立教学院創立150周年記念祝賀会が行われました。司会を務めたのは、フリーアナウンサー上重聡さん(2003年コミュニティ福祉学部卒)とTBSテレビアナウンサー良原安美さん(2018年経済学部卒)。

 

祝賀会会場に向けて、鈴懸の径を走るIKEBUS

 

西原院長・総長による開会挨拶に始まり、大野元裕埼玉県知事、高際みゆき豊島区長、並木傑新座市長、伊藤公平慶應義塾長による来賓挨拶、和田成史立教大学校友会長による乾杯の発声の後、華やかに祝宴がスタートしました。会場では、立教箱根駅伝事業Phase2の始動が発表され、新たに陸上競技部男子駅伝監督に就任した髙林祐介監督、男子駅伝チーム主将の安藤圭佑さん(コミュニティ福祉学部4年次)らが抱負を語りました。祝宴の最後を飾ったのは、応援団によるエール。参加者全員で校歌「栄光の立教」を斉唱し、福田理事長の閉会の挨拶で幕を下ろしました。

 

和田会長による乾杯
司会を務めた良原アナウンサーと上重アナウンサー

 

力強く抱負を語る髙林新監督
多くの立教関係者が集まった祝賀会会場
祝宴を締めくくった応援団のエール

 

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